■ ID | 521 |
■ 種類 | 学会発表 |
■ タイトル | 自動車排出微粒子による高濃度面的汚染の再評価 |
■ 著者 | 伊瀬洋昭
東京都立産業技術研究所 小川和雄 埼玉県環境科学国際センター |
■ 出版元 | 日本環境学会 |
■ 出版年 | 2005 |
■ 誌名・巻・号・年 | 日本環境学会第31回研究発表会、平成17年7月3日 |
■ 抄録・要旨 | 1980年〜1990年代の東京都内におけるSPM高濃度汚染時の面的濃度分布の状況について明らかにするため、当時のSPM実測値を基に、道路からの距離減衰等に関する検討を行った。
微小粒子の感度が高い半導体レーザ粉じん計の測定及び粉じん中の元素状炭素指標の測定値から、幹線道路から離れた地点においても自動車排出微小粒子による高濃度が出現していることが認められた。冬季、接地逆転層が形成されたときには、首都圏広域で高濃度現象が出現していたことも明らかとなった。 ディーゼル排気微粒子は、煙源が地上であり、また、大気中の滞留時間が長いため、逆転層が形成されるとバックグランド濃度を上昇させ、地上付近で面的広がりをもたらしたものと考えられる。 |
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